脳出血 四点杖歩行 ビフォーアフター
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- Опубликовано: 1 янв 2025
- <これまでの経緯>
1年9ヶ月前の脳出血にて、重度の左片麻痺、高次脳機能障害となった60代男性O様。発症後6ヶ月の入院リハビリを行うも、高齢の母との2人暮らしが困難な為、老人保健施設に入所しながら、月に2回(各2日間)の在宅生活(姉夫婦が遠方より外泊支援に来てくれる)を送っています。
<初回体験時の様子>
施設での状況を伺うと、週2回の平行棒内歩行訓練を実施されているとのこと。生活場面では自分でできることにも介助を受けており、極めて依存的な様子が伺えました。
麻痺側上下肢の緊張が高く、関節拘縮が起こっていました。左上下肢の感覚が全くなく、触られたり、どれくらい曲がっているかがわかりませんでした。また運動麻痺も重度で、わずかに筋収縮が起きる程度で、随意的に動かすことが困難でした。
幸い非麻痺側の筋力が高いレベルで保たれていましたが、非麻痺側で代償した動作パターンが染みついていました。
膝折れせずに麻痺側下肢で支える感覚を呼び起こしながら、手離し立位・トイレ動作訓練・歩行訓練を行いました。四点杖で歩いたのは発症以来初めてとのことでした。
<リハビリ内容>
・麻痺側下肢が曲がって内側に閉じたまま関節拘縮を起こしており、筋緊張の緩和と共に、関節可動域の改善を図りました。また施設様・ご家族様にも協力して頂き、臥位時には筋緊張緩和・拘縮予防の為にバスタオルロールを股に挟んでもらいました。
・麻痺側の感覚がわかりづらいので、視覚や非麻痺側の感覚情報も利用しながら、麻痺側下肢で支える練習を行いました。
・車椅子でのフットレストの操作、靴・装具を脱ぐ、移乗動作、トイレ内動作等で、本人は「やってもらうのが当たり前」、周囲も「手伝うのが当たり前」になっていました。在宅生活を見据え、最低限の介助・見守りに留めて、本人・周囲の意識を変化させるように努めました。
<改善内容>
・麻痺側下肢の筋緊張が緩和して、歩行時に足裏全体が着くようになりました。
・介助することなく、連続して30m程歩けるようになりました。左下肢を伸ばす感覚が少しわかってきたようで、歩行時の膝折れも軽減しました。
・壁や手すりに寄り掛かりながら、トイレでのズボン・リハビリパンツの着脱(パット操作除く)が見守りで行えるようになりました。
・下肢、体幹の関節可動域が拡大し、立位姿勢や立位動作の安定につながりました。
・車椅子でのリフト車送迎でしたが、訓練では階段昇降も可能となり、助手席に乗り道中の景色を楽しまれ、到着後は助手席から四点杖で歩いて入室するようになりました。
【脳梗塞リハビリステーション長野 公式ホームページ】
www.rihadanke.hi-danke.com
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